cocuri

活動報告

2024年02月13日

My favorite Orihara Ryoji


好きなミュージシャンやアーティストは星の数程いれどその人となりを知れるまで親密になりそれでも尚、更に深まる尊敬の念を維持できる素晴らしい人。

何がそんなに素晴らしいかと言うところをこの活動報告で掘り下げていこうと思う。


まず兎に角人としての目線が高くも低くもなく同列で同じ空間に居ても全く緊張しない。

これはかなり重要で相手を緊張させたり威圧感を与える人は決まって自分を良く見せないと関係性が保てないと思っている保守的な感情が隠れている。


織原良次ことオリさん(以下オリさん)はいつ会っても穏やかで僕を含め周りにいる人達もみな明るくなる。

本人に自覚があるのか自分自身人生で得た教訓として心に決めて振る舞っているのかは定かではないですが、綻びが全く無い。

これって凄い。


ちなみに僕はリスペクト強すぎるとすぐ緊張するタイプだけど、オリさんは初めて会ったその日からわりと人様に言える様な内容じゃ無い話も普通にしてた気がする…


そしてあの特異なキャラクターに反してプレイはまさにディープで超一流。

その上、楽曲へのアプローチもかなり深いところで考察出来る人なので音色やフレーズもその楽曲の持つ色や気持ちとして表現してくれる。

語弊のある言い方になるかもだけどテクニックに頼らないところが特に好き。


cocuriの2nd single”peaceful youth ”は一貫して同じフレーズを繰り返す、一聴すると単純に聞こえるアレンジになってるけど、あのベーストラックが届いた時にまさに求めていたのはコレ!って歓喜したのを覚えてる。


もっと複雑にすることはむしろ簡単で、弾かない事を選べる寛容さが僕の一番好きなところかもしれない。


もちろん”Do it”や”コンティニュー”なんかは逆にプレイは超絶ですがそれもまた楽曲に導かれるままにあの形になってる必然が感じられて僕もお気に入りの曲です。



そんなオリさんから新しく”きみのこえ”と言う楽曲のベーストラックが届きました。

つい先日。


この世に生を受け、スタートラインから便利で効率的で人の手で作られた物に囲まれて育った現代人として、初めて自然に触れた時の孤独とは違う何か怖いあの感覚。

脅かされそうで、それでいて人間的な安堵感が湧き上がるあの不思議な感覚。


文明に乗っかって僕らが見えなくなったもの、むしろ見ないようにしてるものを無意識のうちに突きつけられるような生身の感覚。


そんな感情の起伏をあくまで令和に生きる人間として前向きに捉えた結果書き上がった一曲なんだけど、そのオリさんのベースがまた言い得て妙な感じで完全にマッチしてます。


初めて仮ミックスして聞いた時、久しぶりに鳥肌たった。


まだまだ作業は残ってますが自分でも感動出来そうな作品になりつつあります。


早く聞いてほしいよ。



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